▼ 日記
8番目を書いていく シャルロリテ   9/12 22:7 [173]
先生が私に話しかければみんなこっちを見る
恥ずかしい
ひなの「あ、う…えっと…」
何も言えない
頭が真っ白になる
ともき「すいません、シャーペンで遊んでたらひなのの手に刺さって泣きました、ぼくちんが責任もって保健室につれていきまつぅ!」
というと先生が
「お、おう」
と言ってともきに私の世話を頼んだ
教室から出るとともきの足は保健室には向かわず私の手を掴んで屋上へ向かう
今時授業中も屋上が開いてるなんて珍しいものだけど
ともき「ここ鍵壊れてて閉められないんだよ」
私の心を読んだなともき。
ともき「(俺が壊したとか死んでも言えない)」
あれ、なんかともきがやましいことがある顔してる
気のせいかな
屋上に出るときれいな空が見える
雲の白と空の青
いい感じに色が混ざってて写真に撮りたいくらいだ
シャルロリテ   9/12 22:27 [399]
ともき「んで、どうしたん」
暫くしてともきが私に聞いてくる
どう説明すればいいのだろう
ともき「変な夢でも見たの?」
その問いかけに頷いて答える
ひなの「怖いの、見た」
シャルロリテ   9/12 22:39 [138]
ともき「どんなの見たの?」
それを見たままに話してみる
思い出せるものも少なくなって来てるけど、一つだけずっと心に残る感情の塊
きっと泣いたのもそのせいなのだろう
ともき「ふーん、るあねぇ」

シャルロリテ   9/12 22:52 [324]
ともきは少しにやにやしながら空を見る
その表情は馬鹿にした様子でもなく、不思議だった
ともき「俺も今日見たわ、そんなの」
つい、え?と声を出してしまう
何か私たちに繋がりでも…と少しだけ心の中で喜んでしまった
シャルロリテ   9/12 23:42 [55]
ともき「まぁ俺の場合普通に俺で、血まみれだったんだけどな。あれ、言葉おかしい?」
伝わったから大丈夫、というと
そう
と返してくる
昨日も特に怖い映画を見ていたわけでもないし…
一体あの夢は…?

シャルロリテ   9/12 23:45 [461]
とか言ってるうちに授業終わりなのか階段の方が騒がしくなってくる
ともき「戻ろうか?あ、いやなら別にいいけど。あ、なんなら抱きしめてあげてもいいんだぜぇ!?」
と言われる
その時急にあの夢の感情を思い出してしまう
感情はひなののともきへの好意と混ざり、何も考えられないまま抱き着く

シャルロリテ   9/12 23:50 [574]
ともき「おっふ」
ともきは大困惑する
いつもふざけて友達に言っているのを見ていたから、ともきはきっと予想外な私の行動に驚いたのだろう
でも構わずに抱き着いたままになる
そしてひなのは言う
「好き」
シャルロリテ   9/12 23:52 [500]
好き、大好き。
離れたくない
やっとぎゅってした
いっぱい体に触れられた
温かい
私よりも大きい体
どうしてこんなにうれしいのだろう
どうして今こんなに幸せだと思えたのだろう
どうして…泣いてしまうんだろう
シャルロリテ   9/12 23:57 [609]
色んな感情が溢れ出し、また泣いてしまう
これじゃともきを困らせるだけなのに
泣いても迷惑なのに
今は彼に抱き着きながら泣きたい
嫌だ、離れたらきっと私は壊れてしまう
そんな気がして力強く抱きしめてしまっている
痛いって聞こえたけど、知らない。
シャルロリテ   9/13 0:4 [578]
暫く泣いてるとともきが頭を撫でてくれた
ともき「これでいいのかな…あんまり泣いてる女の子の扱いわからんからしてほしいこと違ったらごめん」
と、凄くともきっぽい言葉を掛けてくれた
胸がドキドキして顔が見れなくなる
「あれぇ!ともきがひなの泣かせてるぞ!!!」
そんな声が階段の方から聞こえて…
シャルロリテ   9/13 0:14 [854]
「ほんとだ!!何したん!?」
ともき「oh。。。そういやこの時間彼奴ら来るやんK…」
「しかも頭撫でてたぞ!さてはお前ら出来てんな!?」
出来てねーよハゲ!!!
とともきが言い、私の手を掴んでその人達を突き飛ばして階段を降りる


シャルロリテ   9/13 0:48 [763]
階段を降りる途中ともきは私に言った
ともき「ごめん」
それが好きへの返答だということに気付くのは時間が掛かってしまった
失恋したんだなって
また泣きそうになる私に気付いたのか、ともきがまた言葉を掛けてくれる
シャルロリテ   9/13 0:55 [984]
ともき「嬉しかったけど、また今度改めて返事する。」
その言葉になんとなく私は救われる
あぁ、まだチャンスあるんだ
ひなの「…うん」
今の私にはチャンスでも十分だ
それから私は保健室で休んで、午後から授業に復帰した

シャルロリテ   9/13 1:20 [91]
午後に教室に戻ると人が少し減っていた
それも結構近い席の人たちなので、少し心配になった
ともきが教えてくれたけど、みんな保健室に行ったらしい
そういえば、保健室にだんだん人が増えて来てたような…
昼休みの始まりに戻ってきたわけだけど、授業が始まる前にまた二人保健室に行ってしまった
シャルロリテ   9/13 1:51 [220]
風邪でも流行ってるのかな、と適当に思って授業に向かう
授業中に隣の人に目が行く
あの時の事を思い出すとまだドキドキする
うつ伏せになって寝ているみたいだけど、ちゃんとノートは書いてある
いつ書くのか私にはわからないけど、しっかり工夫されていて提出すると良い点数が貰えそうだ
シャルロリテ   9/13 2:8 [963]
授業が始まって30分頃、ともきがだるそうにしてたから大丈夫?と声をかける
大丈夫。と少し笑う
健気なともきは可愛い、異論は認めない
そんな胸きゅんを心の奥にしまって授業終了を待つ
終わる直前になってともきも保健室に行ってしまう
周りに人がいなくなって少し寂しい
シャルロリテ   9/13 2:29 [15]
六時間目の始まりは退屈だった
勉強も頭に入らないし、何も出来ない
あ、そういえば昼休みの時にるあちゃんに貰った手紙?見ようかな
そんな風にぼーっと思いながら手紙を取り出す
開けてみると、ひなのさんへ、との文字
あぁ、また告白なんだろうな。
と思って適当に読んでみる
シャルロリテ   9/13 3:5 [158]
告白だったけど、それはなんとなくいつもと違った
可愛いから好きとか、見た目があまり書かれていない。
私の中身を見て、書いてくれた文だった
「時折見せる悲しそうな顔を見ると僕も悲しくなります」
「僕に出来ることはなんでもします」
他に書いてある言葉も何故か心に来る
平凡なのに、私の胸に強くくる言葉
今度会ってみようかな、そう思っていると授業が終わってしまった

シャルロリテ   9/13 3:28 [693]
結構長い文で、ずっと読んでしまっていた
名前、見たことないけど顔見ればわかるかな
別に告白にOKするわけじゃないけど会ってちゃんと断らなきゃ、と
そう思えた
放課後、るあちゃんを迎えに行った時に会おう
私は少し上機嫌で放課後を迎えた
シャルロリテ   9/13 3:28 [488]
とりあえず終わり
寝よう
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