小説七番目 | シャル 6/18 1:15 [354] |
うふふふふ 誰かが笑う 目は見えず、視界は真っ暗だ 足は勝手に歩きだし、なにかが近づく気配を感じた。 でもなにかが近づくと勝手に弾け飛んで消える。 あははははは!! 笑い方に狂気を感じる 聞いたことあるのに誰の声か思い出せない、でも辛い、悲しい感情や怒りや喜び、何故か声に混じる情を読み取れた ここはどこだろう なぜ私はこんなことをしているの ただ、目を開けたくない そんな気持ちすらあった 次第に足元がぬちゃぬちゃと音を立てる 気持ち悪い 歩きたくないのに歩く そしてつるつるしたものを手で触り、ゆっくり目を開けた 鏡だ、そして鏡に映るのは… るあだった |